花弁の白い御室桜(オムロザクラ)、中門を入ると左側にあります。遅咲きの桜でソメイヨシノの
一週間後に満開になります。江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれています。

御室桜は「御室有明」という品種で、例年4月中旬に身頃になります。近づくと桜が香ります。

ピンク色の御室桜、白い花弁も混じる

御室桜は花が密集するのが特徴です。丈が2〜3メートルの低木で、「はな」が低いことにかけて
「お多福桜」とも言われます。目の前にアップの桜が迫ります。

御衣黄(ギョイコウ)桜は別の種類、花弁が緑です。最近あちこちで見られますが、
江戸時代にここ仁和寺で栽培されたのが始まりだそうです。
天皇陛下だけが御召になれる黄櫨染(コウロゼン)という色にちなんでつけられた名前と言われてます。

今年は令和を記念して御室善舞台を設置してあった。

万葉の一文も御室桜の香りにかけたのでしょうか。

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